東洋医学の鍼灸院は、表参道・青山にある源保堂鍼灸院へ(東京都内の鍼灸専門院) (C)表参道・青山・源保堂鍼灸院

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小児鍼(2) 治療時間・回数

2005年7月11日(2009年4月12日加筆)


 鍼灸医学の古医書によりますと、自然界の気の巡りは一周期が14分24秒であると書かれています。当時の時間単位は、現在のような60進法による分秒の単位ではありませんので、この数字は、当時の時間単位である「刻」というものから換算して出された数字になります。具体的には当時1日を100刻と時間を定めたことから始まり、そこから1刻=14分24秒と現代の時間単位に換算したものです。この自然界の時間は人体の治療にも当てはめることが出来ますので、われわれの身体はこの14分24秒毎に動いてるということができます。このような気の巡りを根拠として、鍼灸治療は原則この14分24秒以内で治療を終わらせることが理想となります。表参道・青山・源保堂鍼灸院では、この原理を大切にしていますので、成人の鍼灸治療は14分24秒以内で治療するようにしています。

 一方こどもの場合はどうかといいますと、もっと手早く済ませなければなりません。時間で言えば長くて5分、一般的には1~3分くらいで仕上げる必要があります。赤ちゃんの場合はオムツの状態で受けてもらうことが多いのですが、治療自体はあっという間に終わってしまうので、オムツの状態に着替えていただく時間のほうが長いくらいで、物足りないのでは?と思うかもしれません。
 何故小児鍼は治療の時間を短くしていかなくてはいけないのか?
 その理由の一つには、子どもは成人に比べて体が小さいことがあげられます。身体が小さいため、その分気の巡りに時間がかからないので、治療効果が全身に巡るのも早いものです。そしてもう一つの理由は、赤ちゃん、子どもの時代は、少陽、陽明といいまして、とても陽の気に満ちているとき、というのが挙げられます。陽は陰に比べて巡りが早い時期ですが、これは治療による刺激が全身に巡るのも早いということをあらわしています。このような理由から、赤ちゃん・子どもの治療は手早く済ませる必要があります。赤ちゃんや子供の身体が持っている特徴を無視して、治療に時間をかけすぎてしまいますと、赤ちゃん・子どもに必要以上の刺激が入ってしまい、かえってだるくさせてしまうことにもつながってしまいます。小児鍼に副作用はありませんが、治療時間が長いことで、治療効果が十分吸収されない、過剰な刺激が入りすぎるなどが起こりかねません。表参道・青山・源保堂鍼灸院では、この小児鍼の刺激量を考慮に入れて、1~3分くらいで治療を仕上げるようにしています。
 表参道・青山・源保堂鍼灸院では、一回の治療時間は一般の成人の方の治療でも、その効果をあげるためにかなり気を遣っています。ましてやさらに治療の量が微妙な赤ちゃん・子どもの治療には、さらに気を遣って行います。
 一般的な感覚的としては、鍼灸治療は治療時間をかけた方のがいい治療がされているというイメージが未だに強いものですが、実際はこのような原理が身体に働いているので、時間をかけすぎない方が身体に負担がかからず、そして大きな効果が上がります。 治療時間がとても短いため、子どもも飽きずに治療を受けてくれますし、子どもが治療を受けたあと、自分が治療を受けるというお父さん、お母さんもいらっしゃいます。このように1日仕事にならずに治療を受けられ、時間に束縛されないというメリットもあります。

 次に治療頻度と回数です。
 まず治療頻度ですが、小児鍼の場合は原則間を空けない方が効果が上がります。夜泣きがきつい、夜尿症、お腹をくだしているといった具体的な症状がある場合は、毎日治療を受ける、もしくは1週間に2~3回は来ることが望ましいと考えられています。しかし、治療院まで通うことが週一くらいでしか出来ない場合でも、コンスタントに治療を受けることで身体は変化していきますので、状況を見ながら週一くらいのペースでの通院は願いたいところがあります。特に強い症状はないものの、普段の生活で子どもの体調を整えたい、健やかに成長してほしいというものであれば、1週間に1度くらいのペースか、月に何度かの治療でも十分なこともあります。
 治療回数ですが、これは大人の治療の場合もそうなのですが、何回で治るということははっきり言えるものではありません。特に子供の場合は診断材料が少ないために、治療経過を診ながら刺激量を調整することになるので、よりはっきりとしないところがあります。一つの目安としては、治療開始のころから5~6回くらいの治療を間を空けずに受診していただき、その都度効果を聞きながら、様子を見ていきます。

 とても短時間で終わり、お時間の負担は少ないと思いますので、まずは1度だけでも体験をしに、当院に足を運んでいただけると嬉しく思います。

より深い理解のための参考図書

LinkIcon『鍼灸の挑戦-自然治癒力を生かす』 松田博公著 岩波新書
LinkIcon『東洋医学を知っていますか』 三浦於菟著 新潮選書

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初心者にお薦めの本

『やさしくわかる東洋医学』 根本幸夫著 かんき出版社

『東洋医学のしくみ』 関口善太著 日本実業出版社

『クロワッサン漢方・ツボ・薬膳・気功の本』

小児鍼お薦めの本

『やさしくわかる東洋医学』 根本幸夫著 かんき出版社

『クロワッサン漢方・ツボ・薬膳・気功の本』

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