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第27回 美肌と鍼灸

2007年3月3日(2009年11月29日加筆)


 先日患者様からこんな話しを伺いました。
 「この間いつも買いに行っている化粧品屋さんに行ったんですよ。そしたらいつも見てもらっている店員さんに、“何か良いことあったの?”って聞かれたんですよ。“え?なんでですか?”って聞き直したら、お肌が前よりも明るい色になって、コンディションも良いですよ。”って言われたんですよ~。これって鍼の効果なんですね~!」というお話しでした。
 このお話を聞きまして、私も嬉しく感じました。女性にとって、お肌のコンディションはとても気になるものだと思います。そのお肌が、化粧品のショップの方が見ても良くなっているということを聴き、鍼灸治療の良さが裏づけされたかなと感じました。お肌の調子が良いことは、女性にとっては大きな自信にもつながると思いますので、患者様にとってもとても良かったと思い、その成果が出たことを喜びました。

 女性の方は、お肌の調子を“美容”として考えていると思いますが、鍼灸を治療する者にとっては、お肌の調子は“身体の中を現す健康”と考えています。
 鍼灸治療をするときに、まず“そのとき”の患者様の身体の状態を診ます。そして、その状態に合わせて鍼灸治療を施していくわけですが、そのときにどれだけ鍼が効いているのか、今、身体はどのような状態にあるかという判断をしなくてはいけません。また、一回の治療で完治するわけではありませんので、何度か治療を受けていただき、効果がどう顕れているか、その経過を観察します。このように、診察、治療、効果の測定といった全ての治療過程において、お肌のコンディションが判断基準の一つになります。

 健康な皮膚の状態は、「温暖(温かみ)と潤沢(うるおい・艶)」を持っています。一方不健康な状態や、栄養が十分に取れていませんと、皮膚の状態はかさかさしていたり、ぼこぼこしていたり、また、皮膚にしわが寄ったりします。これは美肌とはいえません。伝統的な東洋医学では、身体の中(臓器の状態)の状態を、外側(皮膚、髪、爪など外から見えるもの全て)から診ていこうと言う技術が発達していますので、こういった患者様の皮膚のコンディションの変化を、患者様本人以上に、治療者は敏感に察します。

 そもそも皮膚とは美容的な意味合いよりも、身体の外の環境の変化や、風邪などのウィルスや細菌から身体を守る防衛機能を備えたものという働きが主なものです。東洋医学では、お肌の防衛機能を担っているものを、身体を巡る「気血営衛(きけつえいえ)」と呼んでいます。つまり、この気血営衛の状態が整っていますと、皮膚は防衛機能を発揮しますので、風邪にもかかりにくく、環境の変化にも対応することが容易になります。そしてこのような防衛機能がしっかりしているときの皮膚というのは、きめ細かく、艶がある状態になります。かさかさした皮膚は、表面に潤いがないので乾燥もしやすく、十分な防衛機能を発揮することができません。
 鍼灸治療は、五臓六腑を調整するものですが、この調整が進みますと、身体は気血営衛をしっかりと作ってくれるようになり、しっかりと身体に巡るようになってきます。気血営衛は美肌の基礎ですから、気血営衛の生産がうまくできるようになるということは、当然お肌もきれになり、艶が出てくるわけです。
 このように、気血営衛の供給がうまく成されるようにすることが、とにもかくにも健康の基本になります。そして“内側からきれいになる”ということは、お肌が健康で調子の良いものになるということになります。
 鍼灸による“身体の中からの美肌”は、健康の証でもあります。


より深い理解のための参考図書

LinkIcon『黄帝内経・素問』
LinkIcon『黄帝内経・霊枢』
LinkIcon『東洋医学を知っていますか』 三浦於菟著 新潮選書
LinkIcon『図説 東洋医学 基礎編』 山田光胤・代田文彦著 学研

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