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コラム 『東洋医学って何?』 |
| 小児鍼(1) − 道具について − 2005年6月15日 |
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当院では、こどもが健やかに成長していくために、こどものときから体質を整え、健康な身体を作っていける「小児鍼(しょうにしん)」の受診をお勧めしております。 世間ではまだまだ「小児鍼」の認知度は低く、その言葉すら聴いたことがない方がほとんどではないでしょうか。このように認知度が低いため、誤解や偏見も多いと思いますので、今回から数回に分けて「小児鍼」を紹介していこうと思います。「小児鍼」という治療方法が、次代を担う未来の宝であるこども達の成長の助けになり、ゆくゆくは「小児鍼」の受診を続け、その恩恵を受けながら健康に能力を開花し大きくなっていった方々が、広く社会に貢献していけるようになることを願い、また、そのためにも「小児鍼」が多くの方々に身近な存在になっていただけることを願って紹介していきます。 そこでまず「小児鍼」という言葉の響きを聞いて、皆様はどのようなイメージをもたれるでしょうか?「こどもに対してなんて野蛮な!」「こどもに鍼を刺すの!?」といぶかしく思われる方がほとんどかもしれません。鍼灸治療は痛い、怖いという誤解や偏見は、普通の鍼灸治療に対してもまだまだ思われてしまうものですが、実態をほとんど知られていない小児鍼になるとなおのことその誤解は大きいかと思われます。「かわいいわが子にそんな鍼なんて・・・」と思われるのは、当然のことだと思います・・・。しかし、しばらくそのイメージを脇においてこのコラムを読んでいただきたいと思います・・・。このコラムを読むにつれて、その誤解されたイメージがなくなっていき、「小児鍼は無痛でとてもやさしい治療方法である」ということが理解されると思われます。 今回は小児鍼に使われる道具についてお話しします。 鍼は右の一番上の写真中の下にある「てい鍼(ていしん)」と呼ばれるものを使用します。当院では20金で作った特注のものを使用しています。もちろん棒の先は身体に触れるため、丸く加工して肌への当りをやわらげております。 このてい鍼は身体に刺すものではありません。右真ん中の写真のように、軽く手の中に持ち指先に固定した状態で、棒の先が身体の表面に当っているのか当っていないのかわからないくらいの軽いタッチで、手のひら全体で子供の身体を擦っていきます(右一番下の写真参照)。ほとんど棒の先を感じることもありませんので、痛いどころか、とても気持ちよく心地よい刺激となります。大人の方でも、どうしても鍼が苦手な人には同じような治療をすることがあるのですが、大人の方でも気持ちよくなり、その場で眠気を催す方もいらっしゃいます。このように小児鍼に使われる鍼は、鍼とは名ばかりで、身体の中に刺されるものではありません。身体の表面をなで擦る優しい細い一本の棒であります。 この何の変哲もない金の細い棒がこどもの治療にどのような効果を発揮するのか、また治療時間はどれくらいなのか、そういったことを次回から追ってお話ししたいと思います。 ▲このページの一番上に戻る 【右写真解説】 上写真 鍼灸治療のお申し込みは → こちら |
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| 小児鍼(2) − 治療時間・回数について − 2005年7月11日 |
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| 小児鍼(3) − 環境について − 2005年8月12日 | |
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現代の社会はストレス社会といわれています。そしてそのストレス社会は子供にも反映されております。子供は自分で環境を選択することは出来ませんので、親である大人、そして社会全体がその環境を整えてあげる必要があると思います。 その子供の環境を考える上で大切になるのは、子供が親(大人社会)から受ける愛情ではないでしょうか。子供は愛情を栄養源に成長していきますが、その愛情を感じるときの基本となるのは日ごろのスキンシップと食事です。 まずスキンシップですが、肌を触れ合うことと会話をすることです。子供の頃のスキンシップはその後の成長過程に大きな影響を与えるといわれています。それは、全身の神経系統が未発達な赤ちゃん・子供は、肌に触れる刺激によってその神経系統を発達させていくからです。特にこの幼児期は脳神経が発達、完成していく大切な時期ですので心地よい刺激をしてあげることが重要です。この神経系は漢方医学では「肺」が主っているとされ、「肺」の働きは本能や自然な気配りにつながっていくと漢方医学では考えられています。そして会話(人と話すこと)をして言葉を発するということは、漢方医学でいうところの「心」(精神の宿るところ)を育みます。未発達ではありますが、何かを伝えようとする子供の欲求を十分汲み取ってあげることは心の発展にいい影響を与えますので、子供の言葉に耳を傾けてあげてください。 次に食事ですが、暖かい手作りの食事には家庭の愛情が表現されています。出来合いの加工食品は味も濃く、保存料も入っています。最近では添加物の少ない加工食品も増えておりますが、やはり家庭の味にはかなわないのではないでしょうか。「食事の隠し味は愛情」とはよくいったもので、子供はそういう言ったところを敏感に感じ取っております。そして食欲が安定するということは「脾・胃 」を充実させることにつながります。 このように、スキンシップ( 「肺」)、会話( 「心」)、食事(「脾 ・胃」)がしっかり揃うことで、それぞれの生気が充実していった結果として生命力の根源である精(「腎」)が満たされていきます。 子供は感じているストレスを言葉で表現することは出来ないため、それを病気や身体の症状として表現としていることも多くあります。鍼によって身体を緩め、体質を改善するとともに、親としても子供の姿をよく観察して、子供のための環境を整えることが必要です。親の子育てへの過度な緊張が子供に伝わったり、かえって子供は心底安らげないということもあるようです。 小児鍼は子供とのスキンシップを大切にする治療方法であり、食欲と消化力をつけていく治療方法です。親御さん(大人社会)の愛情を基礎としながら、子供の成長に必要なお手伝いをする療法が小児鍼です。 ▲このページの一番上に戻る |
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| 左右の陰陽 2005年9月13日 | |
| 他の治療院に通っていた患者さんが当院の治療を受けた後に話される他の治療院の治療との違いの一つに、鍼を身体の左右両側に刺さないことを挙げられることがあります。このコラムを読んでいる方でも、背骨の両脇に田んぼの稲穂のようにたくさんの鍼を刺している光景を見たことのある方もいらっしゃると思います。 しかし当院ではこのように両方のツボを同時に使うことはほとんどありません。それは、同じツボであっても左右で作用に差があり、左と右には陰陽があり、それが全身治療を標榜する東洋医学の哲学にもつながり、その左右の陰陽の分類が治療の効果に結びつくからです。 身体が壊れるとき、まず漢方では陰陽の平衡が崩れると捉えます。これはどういうことかというと、シーソーで言えば、どちらかに加重がかかり(もしくはどちらかが軽い)平衡が保たれていない状態です。シーソーがこのように不均衡のとき、両方に加重をかけては不均衡は動きません。不均衡を平衡に戻すためには、浮いているほうに加重するか、下がっているほうを軽くする必要があります。このシーソーの単純な原理と同じように、身体が不調のとき、身体の陰陽の平衡が崩れているのですから、崩れた身体のバランスを平衡状態に戻すためには、左右を分けてツボを使用する必要があるわけです。 |
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逆に言えば、左右両方のツボを同時に使用してみても、同じ力を加えているのですから身体は均衡を取り戻す反応を示してくれないわけです。
この左右を分ける一つの基準は男女を陰陽で分けることです。これはすでに陰陽論として東洋哲学の分野で分けられており、男性は陽で左、女性は陰で右となっておりますので、男性を治療するときには左のつぼを使い、女性は右のツボを使うということになります。これは左右の陰陽を分ける基本中の基本ですが、さらに左右を分ける基準には作用の違いがあったり、患部(症状のある部分)の逆を取るという(巨刺の理論)ことなどがあり、それらを加味しながら左右のツボを使い分けなくてはいけません。 このように、当院の鍼灸治療は慎重かつ的確に左右のツボを使い分けます。この使い分けには身体を全体的に見つめる東洋医学の診方によるもので、東洋哲学・陰陽論が根底に流れているわけです。 ▲このページの一番上に戻る 鍼灸治療のお申し込みは → こちら |
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| 鍼たま 2005年10月24日 |
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