東洋医学の鍼灸院は、表参道・青山にある源保堂鍼灸院へ(東京都内の鍼灸専門院) (C)表参道・青山・源保堂鍼灸院

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第31回 全ての道は健康に通ず

2007年12月7日(2009年11月30日加筆)


 毎年年の瀬になりますと流行語大賞が発表されますが、その発表を見ますと、お笑いにしても、政治にしても、今年のトレンドがよく分かるように思います。しかし一年も経ちますと、すっかりそのトレンドは過去のものになっていたりします。
 流行語大賞のように、健康観や健康食品など、健康に関わることについても毎年同じように流行があるように思います。そして一年も経つとあの流行は何だったのだろうと、すっかり話題に上らなくなってしまうものも多々あります。
 鍼灸院によっては、そういった流行に乗り遅れまいと、毎年それに合わせるかのように、新たなメニューが出現したりします。そして流行の終わりとともに、その施術メニューはどこへやら・・・。こういった流行への対応は、新しい鍼灸の分野の開拓でもあり、また、それが一般の方が鍼灸に目を向けてくれるきっかけにもなりますので、一概に悪いとは言えません。しかし、自分がそういった治療をやるか?自分の治療院でもやるか?と言うと、「必要ないかな・・・」というのが正直なところです。
 といいますのも、デトックスであっても、スポーツであっても、また、アンチエイジングや美容であったとしても、求めるところは「健康」があってこそだと思いますので、何も施術メニューを変える必要はなく、とにかく「健康であること」はどういうことなのか?そしてそれを維持していくためには、どんなことが必要なのか?という大本の追究こそが最も大切であると思うからです。逆に言えば、こういった大本にある「健康」の追究がなければ、アンチエイジングも、美容も始まらないと思うのです。

 鍼灸は伝統的な治療なので、ともすると古い知識と思われがちです。確かに2000年前に書かれた『黄帝内経』という書物が聖典ですので、古い医療に違いはありません。しかし、東洋医学の歴史が始まってから今日まで、多くの医家と患者様が積み上げてきた知識体系は、人間観察・健康観察の集積であり、そこには解剖学、病理学、生理学、精神医学、衛生学、そしてそれらをまとめる治療学など、身体に関する全ての分野が網羅されています。そしてその根底にある考えは、“人間が健康であること”“健康な生活を送ること”にあります。例えば気血の巡りが調いますと、五臓が安定して心も安定する、そして皮膚の艶やそう理(皮膚のきめ)が調うということが古医書には書いてありますが、これはまさに現代のエステや美容に通じるものだと思います。
 現代では、美容、アンチエイジング、デトックスなど様々な言い方がされ、我々はそのそれぞれに対して様々な求め方をしますが、右の図に示したように、全ての土台は健康であることに通じていきます。

 たとえば美容では、外から化粧をするという方法をまずは求めると思います。しかし、化healthandtreat.jpg粧は外を塗り固めているだけにすぎませんので、身体の内面から出ている本来のきれいさとは異なります。一方美容というものを、外面だけではなく、内面から現れるものと考えて見ますと、身体の中を健康することこそが“健康美”につながります。心身ともに健康な状態であることは、笑顔も明るくなり、とても魅力的な美しさになります。またデトックスにしても、排尿・排便という二便の出が基本ですので、自然な状態で快適に二便が出るという、より自然な“健康な状態”を求めていくことで、デトックスもまた“健康”につながっていきます。
 鍼灸医療は、常に健康である状態へ近づける医療です。健康な状態からどれだけ離れてしまったかを診断し、健康から離れてしまったものを健康に近づけていくことが治療になります。常に健康と密接に関係し、健康を追い求める鍼灸治療は、健康という土台作りをする医療であります。そしてそれは、健康を土台にした美容やエステ、アンチエイジングなど、全てに通じるということが言えるのです。身体と心を全体で捉える東洋医学や鍼灸治療を受けながら、心身ともに健康で美しい生活を送っていただきたいと願います。

【関連情報】

表参道・青山・源保堂鍼灸院 ブログ『続・鍼たま』
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より深い理解のための参考図書

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LinkIcon『黄帝内経・霊枢』
LinkIcon『東洋医学を知っていますか』 三浦於菟著 新潮選書
LinkIcon『図説 東洋医学 基礎編』 山田光胤・代田文彦著 学研

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