第36回『東洋医学の体内時計』 of 表参道・青山・源保堂鍼灸院(東京都内)Acupuncture Tokyo, Aoyama -肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・体質改善・免疫力向上・不妊治療など


東洋医学の鍼灸院は、表参道・青山にある源保堂鍼灸院へ(東京都内の鍼灸専門院) (C)表参道・青山・源保堂鍼灸院

住所 150-0001  東京都渋谷区神宮前4-17-3 アークアトリウム101 / TEL&FAX  03-3401-8125  /  Email  mail@genpoudou.com
開院時間  月・火・水・金 10:00~20:00 / 木・土 10:00~16:30

第36回 東洋医学の体内時計

2010年4月1日


一般的に言われる「体内時計」
 身体の中には「体内時計」というものがあることは良く知られています。これは、脳内の視交叉上核の細胞にある“時計遺伝子”というものが時間を刻んでいると言われています。この体内時計が狂いますと、睡眠障害になったり、身体に時差ボケを起こすことになります。例えば体内時計を狂わす原因としては以下のものが挙げられます。

  1. 夜に強い光を浴びる
  2. 休日の寝だめ
  3. 朝の二度寝
  4. 1時間以上の昼寝

 昼間眠かったり、夜眠れないときは、この4つに注意してみてください。

「東洋医学の体内時計」
東洋医学では昔から体内を巡りものに対して生命そのものを感じ、そこに規則があることを発見しました。身体を流れる代表的なものが“気”と呼ばれるものですが、この気は、全身を張り巡らしている経絡の上を流れていきます。経絡は、古医書の記述と現在の24時間法とを照らし合わせますと、14分24秒で一周すると計算されるのですが、さらに経絡には、1日を12等分した各2時間毎に中心となる臓器があるとしています。まずはその時間帯と臓器を一覧にして見ます。

経絡と時間帯の一覧

時間帯 臓器
23:00~1:00
1:00~3:00
3:00~5:00
5:00~7:00 大腸
7:00~9:00
9:00~11:00
11:00~13:00
13:00~15:00 小腸
15:00~17:00 膀胱
17:00~19:00
19:00~21:00 心包
21:00~23:00 三焦


 以上の表のように、我々の体内には各時間帯によって、そのときによく働く臓器があります。これは東洋医学独特の“体内時計”の発見ですが、例えばこれを生活に応用する場合は、朝食は胃が活発に動く7~9時に済ませておくと良いということや、心臓が中心になるお昼の時間帯は、心は精神状態と関係することから、十分なお昼休みを取ってリラックスを心がけて午後に備えるなど、日常の生活と臓器の働きとを関連させながら読み取っていくことができます。
 これをさらに鍼灸などの東洋医学の臨床に活かす場合は、病気の元がどこにあるかという参考にすることもあります。例えば夕方から体調が落ちたり、症状が出やすくなる場合は、その時間帯に配当されている腎の状態をも一緒に考えながら治療を奨めていくことになります。鍼灸治療の問診で、症状が悪化する時間帯を聞いたりすることがあるのは、こういった体内時計と臓器の関係を知るためのものです。

 睡眠がうまく取れない、睡眠を取っているつもりでも昼間の眠気が取れない場合は、体内時計が狂っている場合もあります。その狂いはどこから来たのかを知るためには、一般的な体内時計の理論に加えて、東洋医学・鍼灸医学にある体内時計の考え方を応用することで、より自分でうまくコントロールができるようになります。冒頭に挙げた体内時計が狂う原因を改善しつつ、下に挙げます東洋医学から見た体内時計を元に戻すポイントを加えて、実際の生活で心がけてみてください。

体内時計を正常にするために

  1. 朝や昼間(11:00~13:00)は太陽の光を浴びるようにする。
  2. できるだけ決まった時間(7:00~9:00)に朝食を摂る。
  3. 胆の時間帯(23:00~1:00)になるべく床に就く。

▲ ページトップへ

wt2_prev.gif

wt2_next.gif

コラム『東洋医学って何?』タイトル一覧

第36~31回

第30~21回

第30回
ため息
第29回
気のお話し
第28回
未病治療
第27回
美肌と鍼灸
第26回
五行
第25回
健康の幅
第24回
虚実と補瀉
第23回
はり一本
第22回
散歩の効用(2)
第21回
散歩の効用(1)

第20~11回

第20回
くしゃみ
第19回
皮膚感覚
第18回
お肉
第17回
甘いもの
第16回
心の動き
第15回
鍼たま
第14回
左右の陰陽
第13回
小児鍼(3) 環境について
第12回
小児鍼(2) 治療時間・回数について
第11回
小児鍼(1) 道具について

第10~1回