東洋医学の鍼灸院は、表参道・青山にある源保堂鍼灸院へ(東京都内の鍼灸専門院) (C)表参道・青山・源保堂鍼灸院

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第45回 東洋医学は身体の何を観ているのか?(2)『コラム東洋医学って何?』 (C)表参道・青山・原宿・外苑前・渋谷・東京都内のはりきゅう院 源保堂鍼灸院

2012年1月9日

鍼灸抜粋_脉診.jpg 前回のコラムでもお話しをしましたように、東洋医学の診察方法は望診(ぼうしん)、聞診(ぶんしん)、問診(もんしん)、切診(せっしん)の四つに大別されます。最後の切診は、患者さんの身体に直接触れて、その触診から身体の情報を収集していく方法です。この切診の中で最も重要とされるのが脉診で、この方法は約2000年前にある程度の完成がなされており、その後、多くの医家達の研究によって、さらに少しずつ内容が補足されながら今日まで発展をして、受け継がれてきました。
 右の絵は、江戸時代の医家である岡本一抱(近松門左衛門の実弟で、数々の医学解説書を執筆した医家)が著した『鍼灸抜粋大成』という古医書の一ページですが、その中にある脉診を解説したところです。脉診は、患者さんの左右それぞれの手首にある、脈を打つところに施術者が触れて行われるのですが、絵にありますように、手首側から三ヶ所に寸・関・尺という名称が付けられており、それぞれに臓腑の配当がされています。その寸・関・尺の位置に施術者は3本の指を乗せて、左右合わせて合計6ヶ所で脈の打ち方を診ていきます。
 実際に行っている様子は、下の写真のようになります。下左の写真のように、両手を同時に診る方法が基本となり、左右の両手の6ヶ所で診るので、六部定位脈診と言われることもあります。また簡易的に、下右の写真のように片手で診ることもあります。

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 では、実際にどのようなことが鍼灸師の頭の中で行われているのか?といいますと、まず、実際の脉を診るときには、上にあります絵の配置を、頭の中では下の図のように、表にして描いておきます。これは左右六箇所の脉を上から見たもので、特徴的な脈がどこに現れているかを把握するためのものです。

 しかし実際には、この平面図だけでは脉診は不十分です。といいますのは、脉は平面で打っているのではなく、下の方で打っていたり上の方で打っていたり、はたまたうねりながら打っていたり、静かに打っていたりと、立体的に打っているものなので、脈を上から見ただけの平面図だけを頭に入れていては、脉の特徴を捉え切れません。
 そこでさらに、上のほうで打っているものを「浮(ふ)」、真ん中で打っているものを「中(ちゅう)」、下で打っているものを「沈」と分類し、下の表のように、脉の高さも考慮していきます。

 以上のように、脉診は、脉の打ち方を立体的に捉えていくものです。今回は、鍼灸師が患者様の脉に手を触れて何を感じているのか、どう捉えようとしているのかをご説明しました。では、この脉診は身体の何を観ているのか?については、次回に述べていこうと思います。

参考文献・参考図書

LinkIcon『黄帝内経・素問』
LinkIcon『黄帝内経・霊枢』
LinkIcon『陰陽五行説 その発展と展開』 根本幸夫・根井養智著 じぼう
LinkIcon『東洋医学を知っていますか』 三浦於菟著 新潮選書
LinkIcon『図説 東洋医学 基礎編』 山田光胤・代田文彦著 学研

より深く知りたい方、学びたい方へのサイト

LinkIcon『はじめての鍼灸治療ガイド』
LinkIcon『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』


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