東洋医学の鍼灸院は、表参道・青山にある源保堂鍼灸院へ(東京都内の鍼灸専門院) (C)表参道・青山・源保堂鍼灸院

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花粉症

2005年3月17日(加筆2009年4月2日)


 春の訪れは冬の終わりでもあり、自然界も明るさを増し、気持ちも華やかになっていきます。
 しかし、花粉症の方にとっては憂鬱な季節の始まりでもあります。そしてこの季節になると「花粉症は鍼で治りますか?」という質問を受けることも多くなります。これまでのこのコラムを読んでいただいた方にはもうお分かりと思いますが、「花粉症に効くツボ」があるわけではありません。
 それでは、「鍼灸は花粉症に効くのか?」という質問ではどうでしょうか・・・?。これはまた難しい質問ではありますが、鍼灸東洋医学の立場から考察してみますと、花粉症の原因の一つは、粘液がしっかりと花粉をキャッチできるかどうかというところにありますので、津液・営衛という体の中を巡っているものの状態を調整するということが、花粉症治癒への道になります。これをもう少し解釈しますと、「花粉症は粘液不足」によって起きると言うことができます。鼻にある粘膜が、しっかりした粘着度のある粘液を出すことができれば、粘液が花粉をキャッチして花粉が身体に入りませんので、花粉症は起こりにくくなります。逆に粘液が弱いということは、花粉がキャッチされないので、身体の中に花粉が入り込みやすくなるので、粘膜を刺激してくしゃみや目の痒みを引き起こすという花粉症の症状が起きることになります。
 では、どうして粘膜の粘度が落ちるのでしょうか・・・?
 これもやはり生活習慣、特に食べ物の影響が少なくありません。冷たいものや甘いものの食べ過ぎ、そしてたんぱく質の摂取不足などが考えられます。この点を注意しながら生活習慣を変え、そして同時に身体の中の栄養が巡り、代謝が良くなるよう鍼灸治療受けますと、花粉症は改善されていきます。さらに、そういった生活習慣だけでなく、同様に注意を払うべきなのは、季節の過ごし方です。春の前には当然冬が来ますが、冬にどういう生活をしたかによって春の体質が決まってきます。これは、冬にじっとしていた種が、春に発芽するのと同じことです。冬の過し方が悪かった場合、種はいい状態ではないので、春の良い状態での発芽は期待できません。この季節の流れを考えて見ますと、春にどういう過ごし方をしたかで夏の体質が決まり、同じように秋、冬と順番に繋がっていき、そして再び春を迎える・・・。このように、季節には切れ目はないので、今現在ある体質を気を付けないと、身体は悪循環のまま進み、悪い影響を次の季節に持ち越してしまうことになります。
 以上のことを考えてみますと、花粉症が出始めたときに治療を始めたのでは、体質改善にはちょっと遅いところがあります。できるだけ早い段階(可能であれば1月頃から)での治療を継続的に受けていただき、そして食事に気をつけて、春に向けての身体づくりをすることが大切になります。もちろん花粉症になってから来ていただいても身体は治る方向に向かいますので、治療を受けていただけらば、それ相応に症状は軽くなります。しかし、できるだけ早め早めの対処によって、花粉を身体に入れないように防御することをお奨めいたします。
 季節は切れ目がありません。そして身体もその季節に沿って生きて、生かされています。花粉症のような季節の病を診ていると、特にそのようなことを感じることができます。

花粉症に効く飲食物(個人差がありますが、参考にしてみてください。)

粘り気のあるもの
納豆、めかぶ、オクラ、カスピ海ヨーグルトなど
身体を温め免疫を調える
長ネギ、にんにく、レンコン、たまねぎ
その他補助的なもの
甜茶、杜仲茶、しそ、ネトル(ハーブティー)など

より深い理解のための参考図書

LinkIcon『東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル 』 梁 晨千鶴著 メディカルユーコン
LinkIcon『薬膳美人』 杏仁美友著 マガジンハウス
LinkIcon『食養生読本 中国三千年ナイナイの知恵』 パン・ウェイ著 講談社+α新書
LinkIcon『漢方・ツボ・気功の本』 マガジンハウス

より深く学びたい方へのサイト

LinkIcon『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』


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初心者にお薦めの本

『やさしくわかる東洋医学』 根本幸夫著 かんき出版社

『東洋医学のしくみ』 関口善太著 日本実業出版社

『クロワッサン漢方・ツボ・薬膳・気功の本』

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