鍼灸治療の受診回数・頻度の目安
鍼灸治療は魔法ではありません
鍼灸治療はたいへん効果のあるものですが、数回の治療で完全に良くなるものではありません。一般的には、症状が出てから時間が経っているものほど、治癒までには回数がかかり、治療頻度も多くなると理解してください。
また、治療回数・治療頻度は患者様一人一人の身体の状況によって異なります。例えば、受診し始めたときの患者様の身体の体力や、食生活、環境、病気・症状の深さなど、さまざまな要素によって異なります。
治療回数の目安
急性・慢性・疲労回復・体質改善など、いずれの場合でも、治療を受け始める最初の頃は、治療の効果を確実なものにするためにも、あまり間を空けずにまずは3~6回以上の治療を受けることをお勧めしております。その後様子を見ながら治療回数や頻度を考察していきます。
患者様の状態により異なりますが、参考までに治療回数・頻度の目安を記しておきます。
【症状が慢性的な場合】
期間 長期(数ヶ月~)
頻度 週1~2回
慢性的な疾患や症状は、疾患ができるまで時間がかかっており、場合によっては内臓の疲労や内臓の不調和から来ていることも少なくありません。この場合は、自己治癒力と病への抵抗力が下がりきっていることが多いため、治療間隔を週2回~週1回ほどにすると効果的です。その後治療経過を見ながら、症状が改善されていくのを診て、治療間隔を空けるようにしていきます。治療期間は長期になります。
【症状が急性期の場合】
期間 短期(1回~数回)
頻度 治療の最初は間をあけずに続けて治療すると効果的です。
ぎっくり腰や寝違い、スポーツでの疲労など、症状が出てまだ間もない急性期のものは、病が深く入っていないので、症状が改善されるのも早いのですが、症状が改善されるまで間を空けず毎日、または一日おきなどの間隔で治療を受けると効果的です。
治療期間は短期になります。ぎっくり腰などは1~数回で治ることも多いです。
【体質改善・体力向上の場合】
期間 長期(数ヶ月~)
頻度 週に1回または2週に1回など
治療をはじめたときの体力、体質にもよりますが、週一回から二週に一回くらいのペースで、長い目で見ながらの受診をお勧めします。体質改善には、季節の巡りも関係してきますので、四季の変化などを診ながら調整していくため、治療期間は長期になります。
【予防・未病治療・健康維持の場合】
期間 特に問わず普段から定期的なメンテナンスを心がけるように
頻度 月2回~月1回
特に強い症状はないけれども、身体の調子を高めておきたい、日頃の身体の疲れを取りたいなど、普段の健康管理として鍼灸を活用する場合は、月2回~月1回のペースでの受診をお勧めいたします。もしこのペースで症状が改善されない場合や、仕事が立て込んで急に疲れがたまった場合などは、このペースに回数を増やしていくと効果的だと思います。
【スポーツや運動をしている場合】
期間 特に問わず、試合の前後やスポーツをする前後に定期的に
頻度 月2回~月1回、試合前など
鍼灸治療を受けておりますと、身体のコンディションが高くなり、身体の柔軟性も高まりますので、怪我をしにくくなります。また、試合や本番の前などに治療を受けておきますと、当日のパフォーマンスが高くなることが多くあります。スポーツや、運動をしている方で、結果を出したい方、コンスタントに活躍したい方などには、症状がなくても定期的に治療を受けておくことをお薦めいたします。
【小児鍼の場合】
期間 短期のことが多いですが、症状によって様々
頻度 週1~3回
小児の身体、特に赤ちゃんの身体は体格も小さいため、治療時間は5分程度と短くなります。このような短時間の治療を一週間に何度も受けることが効果的です。何度も来院できない場合でも、できたら最低でも週一回の間隔で治療を受けていただけますと、効果はでやすいです。治療期間は短期、長期、症状によって変わります。
※ いずれの場合も、病気の症状、身体の状態によって治療頻度・治療回数は異なりますので、まずは受診をしてご相談ください。










